首都圏にお住いの方で、地方に実家がある方は多いでしょう。
田舎の実家を相続したが、住む予定がなく、管理も大変なので手放したいとお考えではありませんか?
しかし、不動産売買契約では原則的に「売主」「買主」「不動産会社」の三者立ち会いが基本です。
では、日頃は仕事が忙しく、手続きや相談のために何度も現地まで足を運ぶことが難しい場合はどうしたらよいのでしょうか?
ここでは、遠方の不動産を現地訪問せずに出来る限り手間なく売却できる方法をご紹介しています。
遠方にある不動産「現地訪問せずに」売却する4つの方法
(1)司法書士に代理人を依頼する
不動産の売却には何かと立会いが必要になります。
その際、本人が訪れなくても「委任状によって司法書士を代理人に立てる」という方法があります。
- 【メリット】
- 司法書士は、専門的な法律の知識に基づいて不動産登記や契約書類作成から提出までを行う専門職なので安心して任せられます。
- 【デメリット】
- 司法書士に対する報酬が発生しますのでお金を掛けたくないという売主にはあまり向かない方法です。
(2)縁故者または知人に代理人を依頼する
これは、「代理契約」と呼ばれるもので、物件近くの現地にお住いの親戚や頻繁に出向くことが出来る距離にお住いの知人などに、不動産売買契約書の署名・捺印を代理でお願いする方法です。
- 【メリット】
- 売主が現地に足を運ぶ必要はなく全ての手続きが完了します。
- 【デメリット】
- 契約時のトラブルや代理で署名した人の行為に対する責任は依頼した売主が負うことになるので、依頼人の選定はとても慎重に行う必要があります。
(3)契約書の持ち回り契約をする
これは、売買契約書を三者間(買主・売主・不動産会社)で郵送しあってやり取りする方法です。
- 【メリット】
- 買主と売主がこの持ち回り契約の意味を双方で共有・理解して合意形成されていれば、有効になり、売主が契約書に署名捺印をして発送または不動産会社へ渡した時点で契約が成立します。
この方法を選択すると、わざわざ遠方へ出向くことなく売買契約が行えます。 - 【デメリット】
- 立ち会いせずに契約することに納得してくれる買主でない限りは難しい方法と言えます。
(4)不動産会社に買い取ってもらう
この方法は「買取」と呼ばれ、代理人を頼まず、不動産会社と売主間での売買取引をする方法です。
- 【メリット】
- 買い主が不動産会社となりますので仲介手数料がかからず、売却までの期間が短いほか、売却価格があらかじめ分かっているため、資金計画が立てやすいという利点があります。
また、売りたい物件に特別な事情が無ければメールや電話でのやりとりだけで完結できます。 - 【デメリット】
- 売買契約時のみ、売主は現地へ訪問する必要があります。
また、市場の相場価格よりも買取価格が安くなる可能性があります。
福島県内の不動産売却は土地・空き家売却サポート福島へ!
遠方に所有している不動産を、現地訪問せずに売却する方法は色々ありますが、共通して言えることは、信頼できる不動産会社もしくは専門家に相談することです。
それが不動産売却を成功させるコツとも言えます。
土地・空き家売却サポート福島では、福島県内にある不動産売却のご相談を随時お受けしています。
また、福島県外の方でも、売却したい空き家が県内にある場合もご相談を承っております。遠方の不動産売却でお困りの方は、ぜひ一度お電話でお問い合わせください。